【熊野リポート②】織機サヨナラツーラン!戸田中央vs豊田自動織機 熊野オープン2025 女子ソフトボール

熊野オープン2025リポートPart2です。

Part1はこちらから)(熊野オープン概要はこちらから

熊野はソフトボールの聖地とも言える程、この熊野オープンを始め、多くのオープン戦や公式戦が開催されます。
熊野に通い始めて20年の虹色ソフトボールですが、毎回、宿は悩みます。

熊野は宿が少なく、有名チェーンホテルもありません。限られた宿は当然参加チーム優先なので一般人が熊野で宿を取るのは至難の技です。
熊野ホテルチェーンのルールでは、6ヶ月前から予約可というものが以前ありました。今もあるかどうかはわかりません。なぜならばここ10年くらい熊野市内には泊まっていなかったからです。

この6ヶ月ルールに振り回されて、2度と熊野には泊まらないと思ってしまったんですよね。
なので、隣町の新宮市(和歌山県)に宿泊していました。

しかし今年たまたま取れたのでに熊野に泊まりました。古い宿なので色々思うことはありましたが、立地は最高でした。やはり新宮から通うと車で40分程の距離はまあまあ遠いので、近いというのはありがたいですね。

さて熊野リポート②は初日第二試合の戸田中央vs豊田自動織機です。

戸田中央は、先月2月に台湾キャンプを密着させていただきました。
戸田中央はキャンプイン後そのまま「南投国際女子ソフトボール大会2025」に参戦しています。

また、豊田自動織機の須藤志歩選手には、2/26に「虹トークZoomエディション特別編」に参加していただきました。

ということで、事前に多少なりとも情報収集ができている2チームの対戦ということで楽しみにしておりました。

戸田中央はここ3年〜4年で大きく様変わりした新しいチーム。一方で豊田自動織機は伝統を保ち続けるチーム。
すごく面白いカードだと思うのですが、リーグ戦では一年に一回しか見ることができない貴重な対戦です。
JD.JEAGUE第8節滋賀ラウンドで対戦します)

戸田中央vs豊田自動織機

3/1(土)11:00 1日目第二試合

1234567R
戸田中央00000011
豊田織機10000023

戸田中央:増田、湯田ー深沢、千葉
豊田織機:山下、堀脇ー池上

本塁打:池上(織機)
三塁打:竹中(織機)
二塁打:

スターティングリスト

〈戸田中央〉
1中川8
2鈴木4
3山口9
4糟谷D
5坂本5
6今田3
7三輪6
8深沢2
9藤原7
F増田1

〈豊田自動織機〉
1竹中6
2大平5
3須藤4
4佐藤8
5沢3
6池上2
7野上7
8小寺D
9伊礼9
F山下1

試合内容

1回裏 織機
竹中スリーベースから須藤のタイムリー

7回表 戸田
中川ヒットからの鈴木のライトへのヒットとエラー絡みで同点に!

7回裏 織機
池上サヨナラツーランホームラン!

参加チームの選手がグランド整備やライン引きをする光景はオープン戦ならでは。

上記写真は戸田の新人3人がライン引きをしています。

お顔が見える選手は今年復帰の橋爪ひかり選手です。
橋爪選手は、東京国際大学卒業後2023年にビックカメラ高崎に入団し1年で引退しました。1年のブランクを経て今回戸田中央に復帰します。大学時代から元気が良くプレーも豪快で印象に残っている選手です。

今回台湾キャンプには参加していなかったので、まだお話ししたことがなく、熊野でもタイミングを逸してしまってこのシーンで見かけたのみとなってしまいました。

懐いてくれてる戸田メン。いつもスタンドにいるファンに向けてピースしている姿が羨ましいと思っていたので嬉しいです。
台湾にいなかった橋爪選手とはまだまだかなと思ったら・・・

橋爪選手もちゃんとピースしてくれていました。みなさんありがとうございます!

そして試合開始

戸田も織機も新キャプテン!
戸田は4年目の今田まなキャプテン(城西大学)、織機は8年目の大平あいキャプテン(東京女子体育大学)

10番が既に似合っている大平キャプテン!先日の虹トークで須藤選手が冬場のトレーニングでみんな身体が大きくなっていると聞き、大平選手にも聞いてみました。
実際筋肉ムキムキになっているそうで、筋肉で腕が回らなくなっているとのこと。それすご過ぎませんか?

ちなみに前キャプテンの田井さんは、園田学園女子大学のコーチになっていました。

豊田自動織機 大平あいキャプテン

豊田自動織機の先発は山下ー池上バッテリー。5回からはピッチャーは高卒2年目の堀脇選手に交代しました。

織機先発投手 山下選手と戸田1番中川選手

5回から登板の堀脇投手

戸田中央の先発は増田ー深沢バッテリー。6回からは湯田ー千葉新人バッテリーに交代しました。2人とも淑徳大学です。

戸田のスタメン

1回裏、織機が先制しました。1番竹中選手のレフトへのスリーベースヒットから3番須藤選手のセンターへのタイムリーヒットで得点しました。

昨年は打率3.81で西地区の首位打者賞を獲得した竹中選手。今年のバッティングも期待できそうです。

また、須藤選手は、先日の虹トークで、「今年は個人タイトルを獲りたい。ホームラン12本を目指す。しかしまだざっくりな目標なのでオープン戦での実戦を通して明確な目標を見つけたい」と話していました。

昨年まで1番バッターが多かった須藤選手ですが、今年は3・4・5番のクリーンナップで打点を稼ぐバッターになるかもしれませんね。

アイブラックが似合う須藤選手

そして今年日本精工から豊田自動織機へ移籍した沢柚妃選手は、5番ファーストでの出場でした。日本精工でもチーム事情に合わせて内野も外野も守れる選手でしたが、本当は内野固定がいいのかなと思わせることを言っていたような。。

二遊間の堅い織機に来てもどうなのかなと思っていたら、ファーストでの出場でした。なるほどそう来ましたか!という印象です。

明るい織機には1日で馴染んていたという沢選手(須藤選手談)これから明るさと面白さも兼ね備えた沢選手を見ることができることを楽しみにしています。

背番号2の沢選手

試合は1-0で豊田自動織機がリードしたまま最終回へ。

7回表戸田中央の攻撃は9番から。4回からレフトで出場している中川唯選手はショートゴロ。
1死から1番中川彩音選手がライトヒットで出塁。2番鈴木選手はツーストライク後に放った打球はライトへ。

ライトからの送球は途中ショートがカットし1塁へ送球。
その送球が逸れている間にランナー中川彩音選手が生還し戸田中央は同点に追いつきました。

しかしその裏、豊田自動織機は5番沢選手が四球で出塁した後、6番池上選手が1ボール後、外角のボールをレフトへ運びホームラン!ツーランホームランでサヨナラ勝ちとなりました。

ちなみにホームランパフォーマンスの掛け声は変わらず「レッツゴーSHOKKI!」でした。(試合動画はこちら

2025年の豊田自動織機のチームスローガンは「Weaving SHOKKI PRIDE」Weavingとは「紡ぐ」という言葉の進行形。
チーム、会社、家族、ファン、シャイニングベガを愛する全員の心を寄り合わせ、ショッキファミリーというチームでシーズンに挑む!いつの時代にも変わらない、大切にすべきSHOKKI PRIDEを心に刻み日本一を勝ち獲る!!織機公式サイトよりという意味とのことです。

長年プレーオフ常連の織機が昨年はプレーオフを逃し、その悔しさが込められたスローガンであるように感じます。

レッツゴーSHOKKIの直後

まだまだ成長期の戸田中央はこれから予測がつかない試合を見せてくれると思います。

そんな戸田中央のマネージャーが交代になります。
とてもいい働きをしていた近葉さんがいなくなってしまうのはとても残念ですが、新マネージャーとしてOGの五味さんが帰ってくるのは嬉しいですね。これからお世話になります。

五味さん近葉さんと有吉アナリスト

最後にこのページのトップ画像のサングラスをかけたボールですが、戸田中央の宮下コーチの作品です。

JDリーグのロゴがいい感じで生かされていてナイスな作品です。

これからちょいちょい使わせていただきますね!(このボールくんに名前つけたいな)

宮下コーチ

4月12日に開幕するJDリーグ開幕戦は戸田中央が大垣市北公園野球場(岐阜県)で太陽誘電と、豊田自動織機がマドンナスタジアム(愛媛県)でSHIONOGIと対戦します。JDリーグ年間スケジュールは下記の通りです。

戸田中央試合日程

豊田自動織機試合日程

JD.Leagueチーム別試合日程ページ