新ルール~JDリーグ~

2022.2.27
JDリーグの新ルールを紹介します。

ソフトボールにはオフィシャルルールがありますが、JDリーグでは独自の特別ルールがあるようです。
今までの日本リーグではなかった引き分けがあることとタイブレークのルールが変更になります。

また今までの決勝トーナメントの方式も変更になります。

タイブレーク・引き分け

ソフトボールは基本7回までです。
しかし7回までに勝敗がつかない場合は、延長戦に入ります。
延長戦はタイブレーク方式で、8回からは無死2塁から始まります。
そして今までは、勝負がつくまで試合は続き、いずれも無死2塁からでした。

JDリーグでは、タイブレークのルールが変わります。

延長8回は今まで通り、無死2塁から。
延長9回からは、一死2・3塁からになります。

そして、9回で勝負がつかない場合は、引き分けとなります。

JD.LEAGE競技規程

順位決定法は勝率に

引き分けが採用されることにより、順位決定方法が変更になります。

今までは、勝敗数で順位が決まっていました。
今後は、勝率になります。

勝率=試合ポイント÷試合数

〈試合ポイント〉
勝ち試合:1ポイント
引き分け:0.5ポイント
負け試合:0ポイント

例1)
試合数10試合で、5勝5敗の場合
→5÷10=0.5(勝率0.5)

例2)
試合数10試合で、5勝4敗1分の場合
→5.5÷10=0.55(勝率0.55)


JD.LEAGUEレギュレーション

決勝トーナメントはポストシーズン

昨年までの日本リーグの決勝トーナメント進出チームは、リーグ順位上位5チームでした。
決勝トーナメントは2日間で行われ、また、敗者復活戦が織り込まれているページシステム方式でした。

JDリーグでは、リーグがレギュラーシーズンと呼ばれ、決勝トーナメントはポストシーズンと呼ばれます。
今までは、2日間で優勝まで決まっていましたが、JDリーグでは、2週に分けて計4日間で優勝が決まります。

1週目は、プレーオフで5チーム→2チームに絞られます。
2週目は、ダイヤモンドシリーズで優勝1チームが決まります。

ダイヤモンドシリーズ

レギュラーシーズンで各地区勝率1位のチームはダイヤモンドシリーズに進出します。
プレーオフはお休みです。
2回勝てば優勝です。負けたら終わり。敗者復活戦はありません。

〈ダイヤモンドシリーズ進出チーム〉計4チーム
・東地区1位
・西地区1位
・プレーオフ勝者①
・プレーオフ勝者②

プレーオフ

各地区2位と3位のチームはプレーオフに進出します。
プラス「ワイルドカード」として、勝率の高い4位チームが進出します。

〈プレーオフ進出チーム〉計5チーム
・東地区2位
・西地区2位
・東地区3位
・西地区3位
・ワイルドカード

ワイルドカードを獲得した地区は2位vs3位で対戦します。
獲得しなかった地区は、3位vsワイルドカードで対戦し、勝者が2位と対戦します。

例)
下図のように、西地区がワイルドカードを獲得した場合
(東地区4位の勝率<西地区4位勝率)

①西地区2位vs西地区3位→勝者①
②東地区3位vs西地区4位※
③東地区2位vs※勝者→勝者②

もし、西地区4位が勝ち進めば、ダイヤモンドシリーズに進出できます。
そうすると、ダイヤモンドシリーズは東1チーム、西3チームの計4チームとなる可能性もあります。

JD.LEAGEレギュレーション

以上がJDリーグの新ルールになります。