上野由岐子が示した開幕の格 揺らぐ絶対エースと“投手2枚時代”の幕開け! JDリーグ第1節投手総括 女子ソフトボール

上野由岐子、開幕戦で示した
“エースの矜持”
今年の開幕戦、注目を集めたのは金曜ナイターのビックーホンダ戦でJDリーグになってから初の開幕投手となった日本のエース上野由岐子。カンファレンスのインタビューでは若手の背中を押す存在でいたいと語った上野だが、美しいフォームから繰り出される速球、変化球はさすがの貫禄だった。
上野を助ける存在となるか、移籍のカーリー・フーバーが今年はもう1本の柱になるか、上野にアドバイスをもらってどこまで投手として成長するか期待したい。
絶対的エースに起きた異変
ファライモの6失点
豊田ラウンドでは去年、無双を誇ったトヨタのメーガン・ファライモが豊田自動織機に1回で6失点する場面が見られた。外国人においては日本のシーズンインにピークを合わせることは中々難しいことであると感じる。絶対的エースのここからの調整が見どころである。

大垣ラウンド総括
復帰・連勝・再建への兆し
大垣ラウンドではデンソー、NECが2連勝。デンソーは去年怪我で離脱していた坪野三咲が復活し、アラナ・バウターと遠藤杏樺の2本柱に加わりどこまで食い込んでいけるか。
大垣ミナモは2連敗のスタートとなったが、今年エヴァ・フォールトマンが8年ぶりにミナモに帰ってきた形となり、開幕節から存在感をアピールしている。
デンソー戦では惜しくも敗戦投手となったが、2枚看板でどこまで戦えるか見物である。

松山ラウンド
日本精工が見せた“変革の兆し”
松山ラウンドでは日本精工が上位相手に圧巻の無失点で2連勝。昨年の6勝23敗を大きく覆すことになるか、キーはなんと言っても戸田中央から移籍のジョージナ・コリックと新加入のマディソン・ペンタだ。
昨年チームの柱として躍動した4年目小栗巳緒乃の登板は今節なかったが、次節以降に期待したい。

2026シーズンの鍵は“複数エース時代”
今年のリーグ戦は前半戦に試合が多く集まり、5月末までは3連戦も続く。
エース一人が投げ切る時代はとうに去ったと思われ今では継投がキーとなってくるが、今の試合数と頻度を考えるとチームの柱は2人以上が必要不可欠となるだろう。
そこに食い込んでいく若い力にも期待したい。
第1節終了時 投手成績
第1節終了時(規定投球回数4)
防御率ベスト5(同率1位が7名)
1位 Alana Vawter(デンソー) 0.00
1位 遠藤杏樺(デンソー) 0.00
1位 上原理瑛(太陽誘電) 0.00
1位 Madison Penta(日本精工) 0.00
1位 Georgina Corrick(日本精工) 0.00
1位 Kathryn Sandercock(SGH)0.00
1位 大塲亜莉菜(NEC)0.00
勝利数ベスト5
1位 Kathryn Sandercock(SGH) 2勝
1位 Georgina Corrick(日本精工) 2勝
1位 Ally Carda(ホンダ) 2勝
1位 庄司奈々(伊予銀行) 2勝
(以下1勝多数)
奪三振ベスト5
1位 Carley Hoover(ビックカメラ高崎) 18
2位 Ally Carda(ホンダ) 16
3位 Jailyn Ford(トヨタ) 12
3位 Eva Voortman(大垣ミナモ) 12
3位 Madison Penta(日本精工) 11
3位 Kathryn Sandercock(SGH) 11




