【国スポ予選】近畿ブロック成年女子は京都府と兵庫県！ソフトボール

2024年8月25日 2024年9月10日

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こちらは近畿ブロック予選結果ページです。
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国民スポーツ大会近畿ブロック大会が2024年8/17〜8/19まで和歌山県紀の川市(粉河運動場)で行われました。成年女子は、京都府と兵庫県、少年女子は京都府、成年男子は京都府と大阪府、少年男子は大阪府が10/12〜10/14に佐賀県で開催される本国スポ出場権を獲得しました。近畿ブロックでは、一年おきに成年と少年の枠が変わります。今年は成年が2枠でしたので、来年は少年が2枠になり成年は1枠になります。

チーム構成は成年女子京都府は全員SGホールディングスでしたが、キャプテンの二見亜希選手と中川彩音選手は移籍のため出場できず今回は小暮沙希選手がキャプテンを務めました。国スポルールとして他県で出場したことのある選手は2大会(2年)空けなけれなりません。参考：選手・監督の参加資格（JSPO）
移籍選手と外国人選手を除くと17名になるSGホールディングス、近畿ブロック大会登録選手は16名ということで、今回山科真里奈選手が監督となり、全員参加となりました。加藤愛監督の粋な計らいですね！

成年女子兵庫県は、シオノギ+園田学園女子大学(兵庫)の飯島綾香選手でした。シオノギの投手陣は三輪さくら選手が移籍のため出場不可、福田莉花選手が富山県のふるさと選手として出場のため、信田沙南投手しかおらず補強選手として入りました。その他のふるさと選手は小路茜選手(宮崎県)、村林乙葉選手(三重県)が出場しています。小路選手は、大分県戦でスリーランホームランを放ち、勝利に貢献しました。また、監督も昨年に続き竹林綾香コーチが務めました。松田光監督も男子の岡山県代表で出場していたため2年縛りがあるようです。

近畿ブロック大会結果

成年女子
代表：京都府・兵庫県

少年女子
代表：京都府

成年男子
代表：京都府・大阪府

少年男子
代表：大阪府

成年女子　代表：京都府・兵庫県

第一代表：京都府

第二代表：兵庫県

決勝で放った和歌山県出身木下選手のスリーラン！成年女子京都府

第一代表となった京都府は、1回戦（対大阪府5-0)、2回戦(対和歌山県6-0)と順調に勝ち進み、決勝で兵庫県に7-3で勝利し、優勝しました。決勝戦で京都府は、2回裏に木下華恋選手のライトオーバースリーランホームランで3点を先制しました。木下選手は和歌山県出身であり、今大会の会場である和歌山での活躍はある意味大きな恩返しになったのではないでしょうか。表彰式後、山科監督は「選手でやるより疲れた」とこぼしていました。特に和歌山県戦では、6-0で勝ったものの、3回以降無得点に抑えられていました。JDリーグ上位チームとして選抜チーム相手に5イニング得点できなかったのはかなり苦しかったようです。試合中も「点が欲しいなー」と山科監督の独り言のような選手への檄が聞こえてきました。しかし第一代表を決めることができ、第一声は「とても嬉しい」と素敵な笑顔を見せてくれました。

第一代表決定戦(vs兵庫県)でスリーランを放った木下華恋選手

表彰式後、満面の笑みの山科真里奈監督

3試合に先発！約7割投げ切った信田沙南投手！成年女子兵庫県

第二代表となった兵庫県、1回戦は滋賀県に9-0(5回コールド)、2回戦は奈良県に10-0(4回コールド)と順調に勝ち進みましたが、決勝では京都府に3-7で敗れました。京都府には3点を先制された次のイニングで谷本奈々選手のソロ、加藤愛夢選手のツーランで同点に追いつくものの、すぐにまた逆転されてしまい第一代表を逃しました。大会3日目となる最終日に敗者復活戦で再び滋賀県と対戦し、9-2(6回コールド)で勝利し第二代表を獲得しました。

今年チームとしてピッチャーが3人のシオノギですが、兵庫県チームとして国スポに出場するにあたり、移籍、ふるさとが抜け、信田沙南投手のみとなり、補強選手として園田学園女子大学の飯島綾香投手が入りました。飯島投手は園大のエースであり、大学JAPANにも選出されているいわゆる大学エースです。（高卒後戸田中央へ進んだ後大学へ進学）この飯島投手に頼る部分が大きくなるのかなと思いきや、信田投手が踏ん張りました。４試合中3試合に先発し、14 2/3イニング192球を投げ切りました。JDリーグでは今年の前半戦18試合中17 2/3イニング(チーム合計128イニング中）しか投げていない信田投手のこの猛暑の中の連投はとてもたくましく素晴らしい活躍でした。個人的に大学時代の信田投手を知る者として今回の活躍はとても嬉しく思いました。同じ山学同級生の小林美沙紀キャプテンも今大会の信田投手について「最高でした。気合いがいつもと違った。後ろから守ってて大学時代を思い出した」と語りました。

小林選手・信田選手のインタビュー動画はこちらから！

気合いの投球を見せる信田沙南投手

第一戦(vs滋賀県)で2点タイムリースリーベースでチームを引っ張る小林美沙紀選手

成年女子

現役JDリーガー7名がふるさと選手に！成年女子大阪府

大阪府チームは従来、クラブチームの大阪トエニーフォーと大学生で構成されていましたが、今年は現役JDリーガー7名が参戦するという異例のチームとなりました。東京オリンピック金メダリストの清原奈侑選手(NECプラットフォームズ)が大阪に恩返しをしたいという想いで声をかけ、7名も集めてしまうのは流石だと思いましたが、ご本人は「もっと集めたかった」とのことでした。現在のJDリーグに大阪出身の選手がどのくらいいるのか把握はできていませんが、大阪府岸和田市にある久米田や岸城という強豪中学校出身の選手は意外と多くいるようです。今回参戦したふるさと選手は、下記の通りです。また、キャプテンを務めた豊村未来選手(大阪トエニーフォー)は元シオノギの選手です。個人的にファンだったので10番をつけている姿に感動しました。そして背番号16の水津佳那英選手(大阪トエニーフォー)は元SGホールディングスの選手です。非常に面白いメンバー構成の今年の大阪チームを見るために昨年に続き近畿ブロック大会に足を運びました。本来なら今年はせっかく近くになった東海ブロックへ行こうかなと考えていたので。

写真左より
#1山口みどり（戸田中央）
#11湯川いずみ（戸田中央）
#5池川実希（戸田中央）
#8住友ゆづき（デンソー）
#6清瀬紗良羅（デンソー）
#9大工谷真波（ホンダ）
#2清原奈侑（NECプラットフォームズ）

大阪府ふるさと選手のインタビューはこちらから！

大阪府フォトギャラリー（vs京都府）

大阪府vs京都府　8/17(土)第一試合

チーム名	1	2	3	4	5	6	7	R
京都府	1	0	0	2	2	0	0	5
大阪府	0	0	0	0	0	0	0	0

京都府：〇新井真奈ー藤原麻由
大阪府：●湯川いずみ、今中希美ー清原奈侑

三塁打：望月朱里、森田あさひ（京都府）
二塁打：池川実希（大阪府）

得点シーン
・1回表(京都) 1番望月がレフト前ヒットで出塁、大國が送り4番藤原センター前タイムリーで先制！
・4回表(京都) 望月三塁打、大國の内野安打で2点
・5回表(京都) 木下センター前タイムリー、8番代打三原の犠打で2点

京都府フォトギャラリー（vs大阪府）

兵庫県vs滋賀県　8/17(土)第二試合

チーム名	1	2	3	4	5	R
兵庫県	3	0	4	0	2	9
滋賀県	0	0	0	0	0	0

兵庫県：〇信田沙南、飯島綾香ー田島茉依
滋賀県：●石原瑠々、後藤明日香ー小泉向日葵、桒原伊代

本塁打：氏丸陽南(兵庫)
三塁打：小林美沙紀(兵庫)
二塁打：加藤愛夢、坂本京花、谷本奈々(兵庫)

得点シーン
・1回表兵庫 1番谷本ライト前ヒットで出塁後3番加藤の右中間二塁打で1点！さらに4番氏丸のレフト越ツーランで2点！
・3回表兵庫先頭打者3番加藤がセンター前、4番氏丸死球で出塁後水戸川が送り、7番小林の右中間スリーベースで2点！8番白石が四球で出塁後、1・3塁からダブルスチールを仕掛け小林が生還！9番坂本のレフトオーバーツーベースでさらに1点を追加しこの回4点！
・5回表兵庫 6番田島の代打右田、8番白石が四球で出塁後、1番谷本がセンターへタイムリーツーベースを放ち2点！

フォトギャラリー（兵庫県vs滋賀県）

京都府vs和歌山県　8/17(土)第三試合

チーム名	1	2	3	4	5	6	7	R
京都府	4	2	0	0	0	0	0	6
和歌山県	0	0	0	0	0	0	0	0

京都府：永井柚衣、〇菅原菜々美ー藤原麻由、麻生古都音
和歌山：●杉本詩菜、田中心ー出羽瑞果、金森優依

本塁打：望月朱里(京都)
三塁打：小暮沙希、木下華恋(京都)、永山奈々美(和歌山)
二塁打：藤原麻由②(京都)

得点シーン
・1回表京都 4番藤原ライトへのタイムリーツーベースヒットで2点！5番小暮のレフトへのスリーベースで1点！ワイルドピッチで小暮が生還しこの回4点！
・2回表京都 9番森田がセンター前ヒットで出塁後、1番望月のレフト越えホームランで2点！

フォトギャラリー（京都府vs和歌山県）

兵庫県vs奈良県　8/17(土)第四試合

チーム名	1	2	3	4	R
兵庫県	0	0	5	5	10
奈良県	0	0	0	0	0

兵庫県：〇飯島綾香ー氏丸陽南
奈良県：●山本瑞、高橋玲奈ー小寺若菜

本塁打：氏丸陽南(兵庫)
三塁打：宇井あさひ、中村みなみ(兵庫)
二塁打：氏丸陽南(兵庫)

得点シーン
・3回表兵庫 9番宇井のライトへの三塁打から1番谷本がセンター前タイムリーを放ち1点目。続いて2番中村の右中間三塁打で2点目。3番加藤のライト前タイムリーで3点目。そして4番氏丸のレフトへのホームランで2点入り計5点！
・4回表兵庫この回も氏丸の右中間への二塁打で2点から始まり、7番小林の代打高橋のセンター前タイムリーで2点！そしてパスボールで3塁ランナーの水戸川が生還しこの回計5点！　
・4回裏奈良県の得点はなく、4回コールドで試合終了

フォトギャラリー（兵庫県vs奈良県）